弁護士になって思うこと
皆さま、はじめまして。
弁護士法人心 東京法律事務所に所属する渡邉和義です。
37年間の裁判官生活を卒業し、本年1月、縁あって当法人の東京法律事務所に入所した弁護士1年生です。
私は、裁判官として、主に民事事件を担当してきました。
そこでは、当事者本人を含む事件関係者の方々の話に耳を傾け、当事者から提出された証拠に基づき、当事者から一歩離れた立ち位置から事案を検討し、法の定めに従って判決をしたり、紛争の経緯、当事者の思いや関係性などの諸事情を酌み取り、必ずしも法の枠組みにとらわれない、合理的にソフトランディングできる着地点を見つけて早期の和解解決に繋げたりすることに努めました。
そして、判決と和解のいずれの有りようであっても、当事者の方々がこれまでの重荷から解放され、新たな人生の第一歩を踏み出す契機となるよう願って執務してきました(そのように思ってもらうためには、裁判所は、当事者が納得する、又は(敗訴当事者からは心底からの納得を得られないかもしれないけれども)「裁判官がそのように考えるのであるならばやむを得ない。」と思ってもらえるような審理手続を催し、説得力ある判断をすることに意を尽くさなければなりません。)。
そして、当事者(現在は、相談者・依頼者)の方々へのこの思いは、弁護士となった今も変わりありません。
私は、現在東京事務所で明るく闊達な弁護士・パラリーガルスタッフに囲まれながら、主に交通事件を取り扱う部門に所属しています。
交通事件は、軽微な物的損害にとどまる案件から、重大な後遺障害が身体に残り、人生が大きく変転してしまう深刻な案件まで、実に様々なものがあります。
交通事故で負傷したが今後の生活が不安である、大切な持ち物が壊れた、事故の相手方の対応が不誠実である・・・これまで経験したことのない出来事に遭遇し、上手く解決できないまま時間だけが過ぎて困惑している方、被害の大きさに頭を抱えて対応に苦慮される方、そのような方々に、背負い続ける重荷をひととき降ろして一息ついてもらい、絡まったひもを一緒にていねいに解きほぐして整理し、一つひとつ問題を解決して、明日に向かって再び歩き出していただく場を提供していきたいと思うのです。
一弁護士として、相談者・依頼者の皆さまにとって有意な事件解決に資するよう、心を新たに努める所存です。



